2019.06.17
山形のかご展
昔からあった、自然との暮らし。
その恩恵をひきつぎ、山のものを暮らしの中へ。
現在GEA2のロングテーブルでは、
ヨミウリウェイ6月号にて紹介される4つの工房の作品展を行っております。
それぞれの想いにより生まれた様々なかごたち。
お出かけに、買い物に、さまざまな収納に、、、
かごは日々の生活の中で活躍してくれる、身近な道具のひとつ。
素材や編み方、形などにより全く別の表情を見せてくれる作品をぜひお楽しみ下さい。
「つる工房 鷹山」 米沢市
直径7~10センチはあり、まるで幹のような山ぶどう蔓。
その外皮をひも状に切り揃え、手編みで作り上げるのが「つる工房 鷹山」の山ぶどうから作られる作品たち。
山葡萄は一度採取すると、再び育つまでに30年かかるといわれる貴重な素材。
工房の戸田寒風さんは地元吾妻山系の木々に詳しく、山葡萄を入手することができる稀有な存在です。
6月のほとんどを山葡萄の採取に費やし、24人の職人さんの手によって丁寧に細やかに編まれた網目は圧巻。
初めは写真のように柔らかな色ですが、だんだんと色が濃くなり、十数年後にはこげ茶色に。
水に強い素材で頑丈に編まれているため、工房に修理をお願いしつつ大切にすれば、親子3代にわたり使うことができるといわれています。
お手入れは、たわしでこすり、表面の汚れや毛羽立ちをとる程度で十分。
特にお財布など手に触れる機会の多いアイテムは、使い込むほどに艶や味をお楽しみいただけます。
「k e g o y a」 小国町
小国地方や飯豊地方の山から採れる素材を利用して、 その土地の生活の中に残る"モノを編む"技術を学びながら作品作りをしている熊谷茜さん。
自然をいかし材料を整えすぎず、木型も使わず、素朴でおおらかな美しさのあるかごの数々。
素材は主にあけびやくるみの樹皮を使用。
新しいかごなのに、どこか懐かしく毎日手に取りたくなるようなかごたち。
自然とのゆたかな暮らし方を、かごを通して伝えてくれる、他にはない存在感をお楽しみください。
「ギャラリー かご」 上山市
あけびやくるみ、竹、山葡萄など様々な素材を用い、それぞれに合った編み方から生まれる落合なおさんの作品は表情も様々。
生活用品から独創的な花器など多様な作品は国内の美術館にとどまらずパリにて個展を行うなど海外でも発表されています。
そして、最後にご紹介したギャラリーかごの落合さんによる籐のリースのワークショップをGEA2にて開催致します。
日時 6月22日(土)
1回目/11時30分~
2回目/14時30分~
講師 ギャラリーかご 落合なおさん
参加費 2700円(税込) ドリンク、材料費込
持ち物 はさみ(籐を切る生け花用、もしくはキッチンはさみでも可)
現在2回目のお時間は満席となっており1回目の方も残席残り僅かになっております。
店頭やお電話にて予約を受け付けておりますので、お気軽にお声がけ下さいませ。
山形のかご展は今月30日までの開催となっております。
店頭でのお問い合せも多い、鶴岡市「アトリエ かおる」さんの小物も今月下旬ごろ入荷予定となっておりますのでお楽しみに!
県内のかご作家さんの作品を一度にご覧いただける貴重な展示となっておりますので是非この機会にお手に取ってご覧くださいませ。
皆様のご来店をお待ちしております。
OPEN 11:00-19:00
お問い合せはお気軽に
GEA1 /GEA2 Tel 0237-86-7730
restaurant0053 Tel 0237-86-3930
Mail hello@gea.yamagata.jpまで